関西タレントナビ - ブログ

ブログ:記事一覧

2009/12/15

「天に堕ちる」がめっちゃんこ怖い。

唯川恵の最新作「天に堕ちる」がめちゃんこ怖い。
おばけよりこわい。誘拐のおっちゃんより怖い。
人が堕ちてく様子を描いてるんですが、怖いんです。
なんでそんなに怖いのかというと、自分のこの先と思わずにいられへんような、
リアルな、身近な堕ち模様をかいてるから。
自殺願望のある女の子が飛び降りるための高層ビルを探すものがたりとか、
働いてるクリーニング屋から高級衣服を持ち出して出張ホストを買ってる女の人の話とか、
身近にありそでほんまに怖い。
はっきりいって、けっこう、無理して自分のおけつを叩いて常人やってるけど、
わたしなんか気ー抜いたら即効この墜落コース人間なんやろうな。。。とか、
思わず 続きを読む…
2009/08/12

もう読み返したい、金原ひとみ。

京橋・京阪モールの紀伊国屋。
文庫になってた金原ひとみ「オートフィクション」。
家に帰って一気読み。
あー、すかっとした。久々にスカっとした作品でした。
オートフィクションとは、「コレって作家の自伝では?」と読者に思わせる作品のこと。
さすが。どっからどこまでがほんまのことなのかは知りませんが、そんなん抜きにして爽快!!って思わせる作品です。
大好きか大嫌いに分かれる作品やと思います。
だって、ここまで放送禁止用語炸裂の小説、みたことないですもん。
主人公の人生を22歳からさかのぼり、18歳、16歳、15歳と時間を切り取り、その間の恋愛模様をそれぞれ書いてってるのですが、特に18歳の章がいい。
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2009/07/25

恋愛の涯て(はて)ってなんじゃらほい。

で、桐野夏生「IN」なんですが。(本です)
なんせ名前が「IN」なもんで、前に読んで吐き気を催した同作家の「OUT」と近いかんじやったらどうしよう、連携しとったらどうしましょう?と恐々ページをめくったんです。
でもぜんぜん別モンでした。
「IN」は血生臭くありません。
テーマは、恋愛における抹殺。
興味を惹かれます。
恋愛の涯てを見てみたい、知りたいという主人公タマキ。
それ、わたしもめっちゃ知りたいです。
知りたい人は、読めばいいです。
私思うに、恋愛における抹殺とは、忘れてしまうこと、に尽きると思います。(この場合の「忘れる」とは、「あの人のこと忘れたい」の意味ではなく、記憶そのも 続きを読む…
2009/07/23

作家は皆露出狂

前まで本は一気にがーっと読む派やったんですけど、飲むわどっか行くわで大変で、ここんとこはちょびちょび、時間を繋げながら読んでます。
で、最近は村上春樹「1Q84」と桐野夏生「IN」を同時進行でちょびちょび読み進めており、その間に金原ひとみ「蛇にピアス」、「美味しんぼの活字の特別版(あれ?これはちゃう?)」を読み終えております。
私は村上春樹のよさがわかりません。前からそうです。だから一ヶ月以上経過してるのにまだ「上」の途中なんです。
蛇にピアスはだいぶん遅れて読んだんですが、本というのは生きてる限り、どのタイミングで読んでもいいから好きです。
INはもうあと15ページほどで読み終えます。
INと 続きを読む…
2009/05/19

アメリカへの片道切符を握り締め、里美さんは飛んじゃったのよ。


昭和四十年代、世の中は東京オリンピックを経て一気に経済成長のうねりが加速し始めていた。高校三年の夏、英会話クラブのキャプテンだった里美はアメリカから来てホームステイをしていたマイク・アンダーソンと出会う。それが全ての始まりだった──。十九歳の夏、マイクを追って里美は単身アメリカに旅立つ。待ち受ける挫折、苦難。愛のためにすべてを捨てたとはいえ、彼女に再生、安息の日は訪れるのか。愛の彷徨を描くノンフィクション・ノベル。
表紙は、里美さんが25歳の頃の写真なんですが、まずその意志の強い目に、野生動物のような鋭さを覚えます。
友達のススメで読んでみたこの本、感想は「めっちゃ本気のノンフィクションやん 続きを読む…
2009/03/18

ロッテリアでオシッコちちょちょぎれさせたこの一冊。本谷有希子好きやぁ。

やっと見つけた、というかんじです。
モトヤユキコに惚れました。
「生きてるだけで、愛」読んで、おしっこ漏らしそうになりました。私、そのときダイエーのロッテリア。ひとりで昼ごはん中。
あかんあかんよ、これ以上読み進んではいけんよ。だって、笑いのツボが刺激されすぎて、声が出まくっちゃって、まわりの人に変人を見る目で見られます。
なんなんですか、コレ。「生きてるだけで、愛」。笑いのツボにどんぴしゃストライク。フダンあんまり爆笑せえへん私ですが、これにはヤラれました。1本とられました!!ってかんじです。
たぶん、ほかの人にはそんなにツボに入るものではないと思うんですが、映画・北野武の「doll」と、ニュ 続きを読む…
2009/03/12

ヒガミ、ネタミはわかるけど「ソネミ」っていったい何なのさ?

昨日は覚悟して梅田の紀伊国屋に行きました。
「覚悟して」というのはですね。あそこみたいにでっかい本の密集森に行くと、なんだかクラクラするんです。360度本、本、本のオンパレードで、私からすると、めちゃくちゃオトコマエ100万人に360度囲まれるより、ハラハラウキウキしてしんどくなるんですよ。こんなんぜったい一生かかっても全部読めん~と思って焦ってくるんです。
で、キョキョロ挙動不審になりながらも「ルンルンを買っておうちに帰ろう 林真理子」、「鏡の告白 中村うさぎ」、「ラブデトックス 小泉すみれ」、「生きてるだけで、愛 本谷有希子」の4冊を購入。最近重いのばっか読んでたから、「女子っぽくライトにい 続きを読む…
2009/03/10

「ほーら、おまえさんもこんなに残虐なのさ」by桐野夏生

深夜3時まで桐野夏生「OUT」読んでましたら、めっちゃしんどくなりました。
桐野夏生、しばらくやめよう。
ストーリー展開めちゃおもろい。いやいややめて~とか思ってんのに、ぐっと惹きつけて離さん筆力もすごい。
でも、しんどいねん。しんどくなるねん。
生活に不満を抱えまくった主婦ら4人が、バラバラ殺人やるんですけど。
風呂場でバラバラにしてるとこの描写がエゲつい。台所で鶏肉とか切るようにフツウに切るもんやから、なんか読んでたらこっちまで神経がおかしくなってくるんです。
最初はきもいでー、怖いでこのオバチャンらイカれてるってー!!って思いながら読んでるんですけどね、なんかそのうちだんだんとね、
「あー 続きを読む…
2009/03/03

監禁生活は、ふたりの秘密―――「残虐記」でみるストックホルム症候群

ストックホルム症候群、というものがある。
これは、被害者が犯人に対し、同情や好意の感情を持つ現象をいう。
密室での長期間にわたる監禁などが、最もこの症状が起こりやすいらしいです。
昨日、寝る前にガーっと読みきった桐野夏生「残虐記」。
これは、数年前におきた新潟少女監禁事件を下敷きにした作品で(作者はそうではないと言ってるみたいですが)、少女が誘拐時から解放まで、さらにその後社会復帰を果たしてからの日々と感情を綴っています。
―――1年数ヶ月の監禁生活の中で、何があったのか。
それは、犯人と少女にしか知り得ないふたりだけの「秘密」。
検事や警察、精神科ドクターは少女に監禁生活のなかで起こった出来事 続きを読む…
2009/02/26

「青山娼館」で考えた生と性。

私はそのとき家におらず、あとで母親から聞いた話で知ったんですが、
以前に一度、飼い猫がベランダで首を吊って死にそうになったことがあるんです。
母親の発見があと少し遅れていたら・・・と思うとぞっとします。
母親発見時には、すでにかなりヤバい状態にあったようで、空中でだら~~んとしていたらしいです。
私はその光景をこの目で見てはいません。
でも、その光景を想像しただけで、今でも胸が張り裂けそうになります。
リードが首吊り状態になっていたらしく、モカは空中で吊られていました。リードをつけている首輪がギューっとしまって、モカの首元を締め付けて、息ができない。
モカからしたら、まさかそんなことになるとは夢 続きを読む…
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